2つのタイプ
物事を人と共有する、特に苦しんでいることを相談されたり打ち明けられたりした時、
人は大きく2つのタイプに分けられる気がします。
- 上辺だけの偽善者
- 本当に親身になって考える良い人
もちろん、聞く耳を持たない人もいるでしょうがここでは除きます。
上辺だけの偽善者
相手の話に合わせ、さも分かったように・理解したかのように振る舞う人
心の中では話の内容はどうでもよく相手の痛みが他人事の人
親身になって考える良い人
相手にとって不利益になる答えも言える人
なんとか相手の立場に立ち、アドバイスをする人
どちらが良いのか
どちらが良いかはわかりません。
あなたに私の何が分かるの!と、偽善で相手に合わせたつもりが反撃をくらうこともあるでしょう。
相談した人にとっては、うんうんと頷いて欲しいだけなのに不利益になる答えをされても…ということもあるでしょう。
どちらのタイプとも違いなんて紙一重な気もします。
どういう心構えでいれば良いか
相談する側・される側として一番大切なのは、
相手の気持ちは理解出来ないということをお互いに理解しておくこと。
全く同じ経験をしたという相談事は絶対にありません。
経験をした人にしかわからない苦しみがあって、それはどう説明しようが100%伝えることは出来ません。
人が寄り添う優しさ
ではなぜ理解出来ないことを理解している人が相談・打ち明けるのかと言うと、
人が寄り添う優しさも知っているから。
人に言いにくい苦しみを抱えている人であれば共有することでどれだけ気持ちが楽になるか。
ただそこには、理解できないことを知った寄り添う優しさを持った相手が必要なんですけどね。
そういう人間になりたいものです。
今回の一言
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