「私は夜桜で雨がシトシト降っているのを見るのを好みます。」
なんだか凄い。
普段聞き慣れない言葉だからなのか余計に何か響くものがありました。
外国人が日本の桜に感動するという話は知っていますが、
その青年はただの桜ではなく、夜桜。
しかも晴れた日の鮮やかな桜ではなく、景色は雨。
さらにただの雨ではなく、シトシト雨。
そして極めつけは、好きではなく、好む。
感情ではなく感性で感じているかのような表現の数々に衝撃を受けました。
日本語の教科書がこのような表現なのかもしれないけれど、普段の会話でこう放たれてしまうと日本人としてなんとも複雑な気持ちにさせられました。
日本人より本来の日本人らしい表現をしているなって。
私なら「桜が満開でめっちゃ綺麗だったwww」程度なものですよ。
綺麗な日本語、情景が浮かぶ日本語、大切にしていきたいですね。
今回の一言
ニホンゴムツカシイネ
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